こんにちわ、ヤマトカケルです。
今日は
税理士(税理士事務所職員含む)に求められる資質
について書いていきます。
税理士というと、数字や税金に詳しくなければならない人というイメージがあると思いますが、
それ以上と言っても差し支えないほど、
コミュニケーション力が求められる職種です。
なぜならそれは、
・数字や税金に詳しくない方に、小難しい数字や税金を分かりやすく伝えなければならない。
・中小企業の社長や経理担当者は癖がある人がほとんど
・税理士として譲れない部分を伝え、考えを改めてもらう場合がある
ということが日常的に頻発するからです。
もちろん、事務所外のお客様とはやり取りせず、所内業務のみを行う
専門的なポジションの方は除きますが。
税理士なら専門職でもくもくと仕事すれば良い。
と考えてこの業界に入ると、ギャップが大きいので、
慎重に考えたほうが良いと思います。
逆に、同じ社内向けに仕事するのではなく、
自分が対外的にサービスを提供する側になりたい。
ということであれば、数字に興味ある方は税理士(事務所職員)は
選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
(私がその志向でこの業界に入りました)
法人が顧問先である税理士が日常的に会話する人は以下の方々です。
- 職場の同僚、上司、部下
- 事務所の所長
- 顧問先の経理担当者
- 顧問先の社長、責任者
- 税務署職員
民間企業を経験した自分としては、
社内の1.と社外の3.が
社内の2.と社外の4.が層として似ていてる感覚です。
社外とはいえ、顧問側に立って一緒に決算書・申告書を作っていくからです。
ですが、一部意見ややりたいことが対立することもあるので、
どう折り合いをつけるのか、別の代替案を提示するなど、
その人の経験や知識が求められる部分であります。
この部分が悩むときも、達成感を味わうときもあり、
醍醐味の一つでしょう。
あとは5.の税務署職員は、
手続等の事務連絡であれば問題なく完結しますが、
顧問先の処理について税務的な見解が分かれている場合の調整については、
ほぼ専門的知識でのやりとりとなってきて、
一般の方がイメージする税理士像かと思います。
また、私は上場企業の経理にも居たことがあるのですが、
公認会計士より税理士のほうがよりコミュ力を必要とする場合が多いです。
公認会計士の顧問先は、上場企業の経理・会計に詳しい方々が中心なので、
小難しい単語も共通で理解している場合が多いからです。
一方税理士は、上でも挙げた通り、個性的な(笑)中小企業の社長たちに
説明していくこととなるからです。