経理部責任者

お金の管理をどこまで任せるか

こんにちわ、ヤマトカケルです。

起業したり、事業を新しく始めたあと
事業が順調に拡大していくと、
お金、経理、税金を誰にどのくらい任せていくか、
を決めていかなければなりません。

なぜならそれは、
事業を拡大する・売上を上げる・増やすという思考・行動と
お金の管理、記録、整理するという思考・行動は非なる能力なので
お金面に得意な方に任せていくほうが事業を拡大しやすいでしょう。

そうした中で、誰に何をどのくらいまで任せていくか、
を意識的に考えられるよう細分化してみたいと思います。

任せられるもの

一般的には以下のような項目が挙げられます。

  1. 税務申告
  2. 決算書作成
  3. 月次試算表作成
  4. 帳簿の作成、仕訳入力
  5. 売上請求書の発行、入金管理
  6. 支払の確認、支払管理
  7. 現金、預金の管理
  8. 物品、資産の購入
  9. 資金調達

税理士事務所に任せる部分は
1から4の範囲で、いわゆる記帳(会計仕訳から帳簿作成)から決算書作成・税務申告
という場合が多いです。

5以降はその会社内で行われていることがほとんどです。
さらに事業を始めたばかりのところでは、
5、6は経営者が行っている。というケースばかりでしょう。
大きなお金の管理を任せられる人が居ない、というのが一番大きなところだと思います。
始めたばかりの事業・会社では、きっちり管理し報告してくれる人材を
雇うことが難しいのもあります。


会社の規模が大きくなるにつれ、5,6,7を他人に任せていくことになります。
日々の事務(経理・総務)を任せられる方を採用できれば一番いいのですが、
そうでない場合は、割高かもしれませんが、派遣の方にやってもらうのも手ではあります。
派遣の方は、よっぽど優秀な方でない限り指示された内容は卒なくこなせるが、
改善提案という部分は望めなく、過渡期にある事務を整理していってほしい場合は
物足りない部分もあるでしょう。

改善・簡素化・マニュアル化

今までの社内の経理処理(チェック体制や必須業務の管理など)に不安がある場合は、
税務申告をお願いしている税理士事務所に
経理面の整理、改善、マニュアル化を依頼してもいいかもしれません。
この場合の肝は、”誰でも出来るよう簡素化・マニュアル化できるか”
でしょう。

簡素化するためには、今までのあいまいなルールを見直し、
縛りのあるルール(例えば10日20日末日しか出金しない。など)を策定し、
経営者ですらそのルールを守っていくことで社内ルールを統一簡素化していく
ということが求められていきます。

簡単なルールにすることで、間違いも減り誰でもできるように
なっていくので、管理コストが下がっていくこととなります。

経営者のあなたが、すべてを管理できなくなってきたり、
事務員さんが辞めたときなど、今やってる業務を見直すきっかけでもあるので、
3年後5年後の体制を見据えて経理部門をどう整えていくのか、
考えてみてはいかがでしょうか。




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