こんにちわ、ヤマトカケルです。
(税理士試験の受験生5年目で、
5科目目の合格待ちのモノです。)
現在4年連続で税理士試験科目に
合格しているのですが、
そのすべての科目の勉強を開始するに
あたり意識したのは、
1年間合格に足りる
学習時間と方法を確保する
ために必要な環境を整えることです。
そう”環境”です。
人間よわい生き物で、当初掲げた”断固たる決意”も
その時の環境に大きく影響されます。
少しでも学習が継続できるよう環境を
かためていくことこそがカギだと考えます。
具体的には以下の5つです。
- 資格予備校を使う
- 講義は必ずいける日曜開講
又はオンラインを選択 - 家族の理解をえる
- 自宅近くの無料の学習室の確保
- 複数年続けられるよう働きながら学習
上の5つを少しずつ説明します。
目次
1資格予備校を使う
私は働きながら税理士試験に挑戦することを
決めたので、独学という自分でカリキュラムを
考え教材を用意しこなしていく。
というかなり時間をかけることを回避し、
時間を短縮し、効率的に学習するために、
大手資格学校のTACの講座を中心に受講いたしました。
2講義は必ずいける日曜開講又はオンラインを選択
講義には物理的に全て行ける日、または
オンライン受講という形式を選択しました。
長い税理士受験生活において、突発的な要因で、
講義に行くことができなくなると、その挽回を
することが難しくなってきます。
特に1週間に2コマある科目については。
よく仕事が忙しくなったり、
自分や家族の健康のことで、
受講が滞りがちになった人は、
そのままずるずると受講できない期間が
長くなり、ついには全課程をこなすのも
あきらめる方がいます。
皆さん高い受講料を払ってそんな人いるのか?と
お思いかもしれませんが、受験が長くなると、
そういう方がどんどん増えるんです。
将来、仕事が忙しくなるとか怪我病気するかは
わかりませんが、せめて受講開始時には
確実に受け続けられる受講日、形態にて
スタートすることを強くお勧めします。
3家族の理解をえる
私が働いている税理士事務所は、
残業時間がかなりあるところで、
繁忙期には学習がほとんどできないくらいになります。
1週間の中で仕事にかかる時間がかなりあるので、
仕事以外の時間ではなるべく学習に
充てていきたい中で、家族の協力が必須でした。
具体的には試験直前期には私中心のご飯時間に
してくれたり、
家事はほぼ奥さん任せ。
GW明けからは毎週行ってた日用品の買い物も
奥さん1人で行ってくれたり。
買い物に行くや庭の手入れ、掃除など、始めると
想定以上に時間を要するもの。
試験前については免除していただきました。
4自宅近くの無料の学習室の確保
私のこの5年間の受験生活ですが、
毎年同じように、
というわけではありませんでした。
受験1年目は職場近くのカフェを使用したり、
TACの自習室を利用していましたが、
2年目以降は自宅近くで学習できるスペースを
利用していきました。
こちらは自治体が運営していてなんと無料です。
時間も9時半~21時半とかなりの時間を使うことができました。
繁忙期になると、たまの休みでも学習を進めるのが億劫に・・・
そんななか電車乗ってTACの自習室に行くというのは少しハードルが高かったです。
学習を始めるにあたり、
その始めるまでにかかる時間、移動が短いほうが
始めやすいので、心理的に軽くするために、
自転車で、歩いてもいけるその身近な学習室は
本当にありがたかったです。
ちなみに自宅で学習ができれば
外出するより始めやすいんですが、
自宅では誘惑がたくさんあるがゆえ
学習を止めることも容易にできるのが難点です。
資格予備校のカリキュラムと
この学習室がなかったら
合格はなかったでしょう。
皆さんの近所にこういう自治体運営の
学習部屋がないかどうか探されては
いかがでしょうか。
5複数年続けられるよう働きながら学習
税理士試験5科目の最短合格は、
学習に専念して2年ということになるでしょう。
この2年、税理士試験に専念できるほどの蓄えも
なかったので、この選択肢はありませんでした。
また、税理士試験の特徴として、
あきらめずコツコツ続ければ
必ず1科目ずつ合格できる!と
信じていましたし、
6,7年を覚悟してこの業界に飛び込み、
受験を続けていきました。
私が受けた簿記論、財務諸表論、
法人税法、消費税法は
実務でも密接にかかわっていて、
特に税理士事務所職員の歴が浅い自分にとって
法人税法・消費税法を網羅的に、体系的に学べることは
実務で大変助かりましたし、また実務で出てくる内容について
それぞれのテキストで確認していく。
ということも行い、
税理士事務所で仕事していることで必ず理解が深まりました。
ここまで残業が多いというのは誤算でしたが・・・
ということで、改めて税理士試験は、
継続し続ける断固たる決意も大事ですが、
それを可能にする環境づくりはもっと大事です。